タトゥーマシンを選ぶ際に必ず目にする「ストローク(Stroke)」という言葉。
これはタトゥーの仕上がりやマシンの使い心地に大きく影響する重要な要素のひとつですが、初心者には少し分かりづらい専門用語でもあります。
この記事では、ストロークとは何か?どんな種類があるのか?どのストロークが自分に合っているのか?をわかりやすく解説します。
ストロークとは?
ストロークとは、タトゥーマシンのモーターが1回転する際に、ニードルが上下に動く長さのことを指します。単位は「mm(ミリメートル)」で表され、ストロークの長さによって針の動き方や打ち込みの強さ、インクの入り方が大きく変わります。
主なストロークの種類と特徴
・ショートストローク(約2.5~3.0mm)
• 細かいラインや繊細なディテールに向いています
• 肌へのダメージが比較的少ない
• カラーやシェーディングには不向きなことも
・ミディアムストローク(約3.5mm)
• ラインワークからカラー・シェーディングまで幅広く対応可能
• 初心者におすすめの万能タイプ
• 安定感があり、学習用としても最適
・ロングストローク(約4.0mm〜)
• 深く強くインクを打ち込めるため、色の定着が良い
• パッキングやしっかりしたラインに適している
• ダメージが強めなので繊細な作業には不向きな場合も
ストロークはどう選べばいい?
ストロークは、自分が行いたい施術スタイルに合わせて選ぶのが基本です。
• ライン中心の場合 → ロングストローク(3.8mm〜4.0mm)
• カラー・シェーディング中心の場合 → ショート〜ミディアム(2.8mm〜3.5mm)
• オールラウンドに使いたい → 3.5mm前後のミディアムストローク
最近では、ストローク調整が可能なマシンもあり、一本でさまざまな用途に対応できるタイプも人気です。
まとめ
ストロークはタトゥーマシンのパフォーマンスを左右する重要な要素です。用途やスタイルに合わせて適切なストロークを選ぶことで、作品の仕上がりや施術中の感覚が大きく変わってきます。
これからタトゥーを始める方や、自分に合うマシンを探している方は、ぜひ「ストロークの長さ」にも注目して選んでみてください。より快適に、自信を持って施術できるようになりますよ。


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