タトゥーを彫る際に使う「針(ニードル)」には、種類・本数・太さ・出し幅(深さ)といった細かな仕様があります。
中でも「何ミリの針を使うのか?」という疑問は、初めてタトゥーに触れる方にとって気になるポイントではないでしょうか。この記事では、針の太さ・出幅(刺す深さ)に関する基本的な考え方と目安をわかりやすく解説します。
タトゥー針の「太さ」はどれくらい?
針の太さは主に「針1本の直径」で表され、以下のような種類があります:
| ゲージ | 太さの目安 | 特徴 |
| 08ゲージ | 約0.25mm | 超極細。繊細な線やドットワーク向け |
| 10ゲージ | 約0.30mm | 細いライン・スクリプトタトゥー向け |
| 12ゲージ | 約0.35mm | (一般的) 標準的なラインやシェーディング |
| 14ゲージ | 約0.40mm | 太線やカラーのパッキング向け |
※一般的に「12ゲージ(0.35mm)」が最も標準的に使用されます。
本数と太さの関係
針は「何本使うか」でさらに線の太さが変わります。たとえば:
• 1RL(1本/0.35mm) → 極細ライン
• 7RL(7本/0.35mm×7本) → 太めのライン
• 13M1(13本のマグナム) → 広範囲のシェーディングやカラー
つまり、「何ミリの針を使うか」= 針1本の直径 × 本数 × 配列(形状)の組み合わせで決まります。
針の出幅(刺す深さ)はどのくらい?
針の出幅は、マシンから出ている**針の見える長さ(刺す深さ)**を指し、一般的には:
• 1.5mm〜2.0mm前後が基本の目安です。
これにより針が皮膚の真皮層まで届き、インクがしっかりと定着します。
深すぎると: 出血・滲み・傷跡の原因
浅すぎると: インクが飛んで定着しない
まとめ
タトゥー針の「何ミリ」かは、針の太さ(ゲージ)と本数、さらに出幅(深さ)によって決まります。
• 太さの目安:0.25mm〜0.40mm
• 出幅の目安:1.5mm〜2.0mm
使用する針はデザインの種類や部位、表現したい線の太さによって選び分けるのが基本です。
正しい針の理解と選定が、美しいタトゥーを仕上げる第一歩になります。


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