タトゥーニードルには様々な種類があり、用途に応じて選ぶことで仕上がりの美しさが大きく変わります。その中でも「RS」と表記されるのがラウンドシェーダー(Round Shader)と呼ばれるタイプの針です。この記事では、RSニードルの構造や特徴、具体的な用途や使い方について詳しく解説します。
RSニードル(ラウンドシェーダー)とは?
RSは「Round Shader(ラウンドシェーダー)」の略で、丸く束ねられた針が広がり気味に配置されているのが特徴です。
同じ丸形でも、ライナー(RL)よりも針と針の間隔がやや広く、柔らかい打ち込みが可能です。
主な用途
• 小〜中範囲のシェーディング(ぼかし)
• ソフトなカラーリング
• 輪郭線の内側の色のなじませ
• 細かいエリアのグラデーション
RLとの違いは?
| 項目 | RL(ラウンドライナー) | RS(ラウンドシェーダー) |
| 針の間隔 | 密集している | やや広め |
| 線の質 | シャープで濃い | 柔らかく広がる |
| 主な用途 | アウトライン・文字など | ぼかし・小範囲の色入れ |
RSニードルのサイズ選び
RSも本数によって用途が異なります:
• 3RS〜5RS:狭い範囲の繊細なぼかし向け
• 7RS〜9RS:標準的なシェードやカラーに
• 11RS以上:やや広い範囲へのグラデーションや塗り込みに
使用のコツ
• 電圧は5.5〜7.5V前後が目安(マシンにより調整)
• 肌への圧を一定に保ち、円を描くような動きでなじませると美しいぼかしが可能
• ブラック&グレーワークやカラーグラデーションにぴったり
まとめ
RSニードル(ラウンドシェーダー)は、自然なぼかし表現や柔らかい色の広がりを出すのに最適なニードルタイプです。
ライナーだけでは表現しきれない繊細なグラデーションや、滑らかなカラーリングを実現するには、RSの特性を理解し、正しく使い分けることが大切です。
自分のタトゥースタイルに合わせて、ぜひRSニードルを活用してみましょう。


コメント