タトゥー施術でグラデーションやぼかしを綺麗に入れるためには、タトゥーインクの濃度調整が欠かせません。インクを薄めることで柔らかい色味を出せるだけでなく、自然な仕上がりに繋がります。今回はタトゥーインクの正しい薄め方と注意点を解説します。
インクを薄める理由
・ぼかし施術で自然なグラデーションを作る
・淡い色味を表現したいとき
・施術箇所によって濃淡をつけたいとき
使用する液体
インクを薄める際は必ず滅菌水(ディスティルドウォーター)または専用のインクディリューターを使用します。水道水は雑菌が混入する恐れがあるため使用しないように注意します。
タトゥーインクの薄め方
1. 小さめのインクキャップにインクを入れる
2. 滅菌水またはディリューターを少量ずつ加える
3. スティックなどでよくかき混ぜる
4. 薄さを確認しながら少しずつ濃度を調整する
濃度調整の目安
・薄めすぎると色が肌に定着しにくくなる
・ぼかし用ならインク:滅菌水=7:3程度から始めるのがおすすめ
・さらに薄くしたい場合は5:5など自分の使いやすい濃度で調整可能
注意点
・使う分だけ薄め、その日のうちに使い切る
・滅菌環境下で準備し、衛生管理を徹底する
・マシンの電圧も適正値(ぼかし時は6〜8V目安)に調整する
インクの薄め方をマスターすることで、より繊細で美しいタトゥー表現が可能になります。特にぼかしやグラデーション施術を行う方は、濃度調整を練習し、自分のスタイルに合わせた色作りをしてみてください。


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