タトゥーを彫る上で欠かせないのが「ニードル(針)」の存在です。
一見どれも似ているように見えますが、実はニードルには形状・配置・本数・用途ごとにさまざまな種類があります。
適切なニードルを選ぶことで、線の精度や色の入り方、仕上がりの印象が大きく変わります。
この記事では、タトゥーマシンに使用するニードルの種類と特徴、用途別の選び方を分かりやすく解説します。
ニードルの基本構造と表示の見方
タトゥーニードルは通常、「本数 + 形状記号」で表されます。
例:
• 3RL → 針3本のラウンドライナー
• 7M1 → 針7本のマグナム(シェーディング用)
主要なニードルの種類と特徴
1. 【RL】Round Liner(ラウンドライナー)
• 針が束になって丸く先端を構成
• 細くシャープな線を描くのに最適
• 用途:筋彫り・細いライン・文字タトゥー
2. 【RS】Round Shader(ラウンドシェーダー)
• RLと似た構造だが、針間に若干の隙間あり
• 柔らかいシェーディングや小さなカラー部分に適す
• 用途:ぼかし・小範囲の塗り込み
3. 【M1】Magnum(マグナム)
• 針をジグザグに2列で配置
• 広範囲にインクを効率よく入れることができる
• 用途:シェーディング・カラーの塗りつぶし
4. 【RM】Round Magnum(ラウンドマグナム)
• M1の先端が緩やかにカーブ
• より滑らかにインクを肌へ入れる
• 用途:繊細なグラデーション・肌への負担を軽減
5. 【F】Flat(フラット)
• 針が一直線に並んでいる
• 太い直線やストロークのあるタッチに向く
• 用途:太いライン・部位によってはカラーにも使用
針の本数と太さの関係
| 本数 | 印象 | 使用例 |
| 1〜3本 | 極細線、精密な描写 | スクリプト・ミニタトゥー |
| 5〜7本 | 標準ライン | 筋彫り全般 |
| 9本以上 | 太線や広範囲の色入れ | 和彫り・トライバル・背景処理 |
カートリッジ vs 伝統的ニードル
• カートリッジタイプ:取り換えが簡単で衛生的。初心者にも人気。
• 伝統的チューブ&ニードルタイプ:プロ志向。パーツの組み合わせと管理が必要。
まとめ
タトゥーマシン用のニードルは、「ラインを引くのか」「色を入れるのか」「ぼかすのか」によって選ぶべき形状と本数が異なります。
目的やスタイルに合った針を選ぶことで、作品の完成度や肌への優しさが大きく変わってきます。
自分の技術と表現に合ったニードルを選び、より美しく、より快適なタトゥーワークを目指しましょう。


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